こんにちは。
小池です。
昨日は、
自称お金持ちのおじさまと、
ついにご対面、
カラオケの鉄人に入っていったお話をしました。
そこで、
開口一番にこう聞かれたんです。
「不労所得って、どうやったら得られると思う？」
「えっと・・・」
内心、それがわからないから
来てんじゃん！
と思いながら、
いろいろ考えてみるも
良い答えが思いつかず。
「わかりません・・・」
と答えると、
そのおじさまは、
不労所得について語り始めました。
聞けば聞くほど、
不労所得がほしくなりました。
働かずして収入が得られるなんて、
パラダイスだ！
当時はそう思っていました。
「でもね、」
自称お金持ちのおじさまが
続けました。
「不労所得を築ける仕組みがあっても、
そこに商品や
サービスがないと
お金だけがまわるただの悪徳マルチ。
悪徳マルチは先にやった人しか稼げない。
マルチ商法は合法で、
大学の授業でも教えてる。
先にやった人じゃなくて
頑張った人が稼げる、
平等なシステムになってるんだよ。」
当時私は、
ネットワークビジネスがどういうものか
どんな評判なのか、
まったくの無知でした。
自称お金持ちのおじさまの言葉に、
確かに、
平等かもしれない。
と思っていました。
「私たちが扱ってる商品はコレだよ。」
そう言ったかと思うと、
高そうな鞄の中から、
手のひらサイズの
卵のような形をした機械を出してきました。
「コレ？なんですか？」と聞くと、
プロのエステティシャンも使う、
美顔器とのこと。
「試してみる？」
と聞かれるも、
正直、普段から化粧っ気のない私にとって、
美容関係はあまり興味のない分野。
躊躇していると、
鞄の中から、
お試しセットが出てくる出てくる。
美顔器と一緒に使うジェルに、
大きめの鏡、
顔をふくタオルに、
化粧水などなど。
「はい、これで前髪とめて」
とピンを渡され、
気が付けば、
デパートの化粧品販売コーナー
のような状態になっていました。
そうか。
だからカラオケの個室にしたかったのね。
カフェじゃ無理だわ。
そんなことを考えてるうちに、
あれよあれよと
自称お金持ちのおじさまによって
顔半分にジェルが塗られていきました。
え？半分だけ！？
と思いつつ、
されるがまま。
いろいろな説明を受けながら、
美顔器が「ピ。ピ。ピピピ。」
と音を立てながら私の顔をなぞっていきました。
「ピーピピ」
ひときわ長い電子音がなると、
自称お金持ちのおじさまがタオルでジェルを
拭き取ってくれました。
そして・・・
「ほら見て！右と左の顔の差！
こんなにシワとタルミがなくなって、ツヤツヤ！
全然違うでしょ？」
と嬉しそうに鏡を渡してきました。
美に関して鈍い私には、
正直よくわかりませんでした。
でも、自信たっぷりの
自称お金持ちのおじさまの言葉と、
スマホに入っていた
左右の違いがハッキリわかる
写真の数々に、
確かに違うかもしれない
と思い始めていました。
そして、
自称お金持ちのおじさまが
こうささやきました。
「これだけの効果のあるものを、
お友達にすすめるだけでいいんだ。
これはね、営業じゃないんだよ。
販売でもない。
いいと思った商品を、
お友達に伝えるだけ。
口コミが仕事なんだ。」
んなわけあるかい！
と今なら思いますが
当時は、
「それなら私にもできるかも。
しかも子ども連れながらできる。」
そう大真面目に思ったんです。
P.S.
先日、岩松さんと食事をしながら、
このネットワークビジネスのお話になりました。
「口コミだったらできると思ったんですよね。」
と私が言ったら、
「口コミ・・・というより、
フルコミッションの営業と一緒ですね。」
とおっしゃってました。
そう、そうなんです。
しかも世間的に良くないイメージが強い、
ネットワークビジネスの商品を、
フルコミッション営業で販売していく。
それも、
専業主婦の母ちゃんが子連れで。。。
【次回予告】
「第６話：通いつめたヒルトンホテル」
煌びやかな”オジサマ”との関わりは
薄っすらながら、まだ続きます。
物語の舞台は
カラオケの鉄人から
ヒルトンホテルに移る事になります。
まさか、年間５０回近く
ヒルトンホテルに通いつめる事になるとは…。
この時は、知る由しもありませんでした。
乞うご期待！
小池貴子
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